見て,触れて,試せるテクノロジー!ハーティングがプレスツアーを開催 | ジュンツウネット21

アーステック
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ハノーバーメッセ2024プレスプレビューが開催される直前の2024年2月19日と20日に,産業用コネクティビティを提供する世界的なリーディングカンパニーであるハーティングテクノロジーグループが,ドイツ・エスペルカンプにある本社や工場,バイオガス工場などでジャーナリストを集めたプレスツアーを開催した。

ハーティングテクノロジーグループは,約6,200人の従業員が,44の販売会社,15の生産拠点,6つの開発拠点を擁し世界で活動している。データ,信号,電力という3つの産業ライフライン向けにコネクティングソリューションを提供するグローバルリーダーであり,このほかにも自動車および工業生産用の電磁アクチュエータ,電気自動車用の充電技術とケーブル,さらにオートメーション,ロボット,トランスポーテーション分野の顧客と用途に提供するハードウェアとソフトウェアを生産する。

ドイツ・Uchte(ウヒテ)にあるZEA Green Energyバイオメタン工場(取締役会メンバーのディートマー・ハーティング 氏が所有・写真1)では,トウモロコシ,テンサイ,穀物,牧草などを近代的で効率の良い最先端技術を使用することで原材料を最適に利用して経済性を高めた廃熱電力供給設備を見学した。ここで製造されたバイオメタンは,熱電併給プラントでの発電や処理熱,吸収式冷凍システムの冷却などさまざまな用途に使用でき,天然ガスとして地域のガスパイプラインに供給されており,ハーティングの工場でも電力として使用されている。(写真2

取締役会メンバー,パートナー ディートマー・ハーティング氏による挨拶
写真1 取締役会メンバー,パートナー
 ディートマー・ハーティング氏による挨拶
バイオマス発電設備-ハーティングプレスツアー
写真2 バイオマス発電設備

また翌日にはエスペルカンプのハーティング本社工場(写真3)を見学。エスペルカンプにあるハーティングテクノロジーグループのマルチメディア・イベント会場であるHARTING Forumでは,ハノーバーメッセで展示する製品のプレゼンテーションと共に,各製品を実際に手に触れながら説明が行われた。(写真4

工場見学の模様-ハーティングプレスツアー
写真3 工場見学の模様
製品ハイライトを間近で体験-ハーティングプレスツアー
写真4 製品ハイライトを間近で体験

ハノーバーメッセのプレビューでは,ハーティングのエキスパートが約100名のジャーナリストを前に,テクノロジーグループの最新製品ハイライトを紹介した。今年のハノーバーメッセのメインテーマは「持続可能な産業の活性化」。これに伴い,今回も持続可能性やエネルギー効率といったトピックに焦点が当てられている。ハーティングにとって,「オール電化社会」は重要な役割を果たしており,必要なエネルギーが電気で賄われる世界を表す。そのためのエネルギーは再生可能な資源から得られるものでなくてはならない。

オール電化社会では,セクター間の結合とセクター内のネットワークの両方が特別な役割を果たす。セクターとは,産業,エネルギー,モビリティ,インフラの分野を指し,エネルギーと通信がセクター内およびセクター間を流れるためには,すべての分野が相互接続されていなければならない。

プレゼンテーション”Wiring the ‘All Electric Society’ – pluggable”では,”ハードウェア”としてのケーブルソリューションの必要性に焦点が当てられた。ハーティングは,標準化された”プラグアンドプレイ”ケーブルから,複雑でカスタマイズされたアセンブリや配電ボックスまで,このためのケーブルソリューションを提供している。特に水素の流通,鉄道分野,産業用ネットワークでの応用例が紹介された。

また,ハーティングの専門家は,“「オール電化社会」におけるセクター間の結合は,高性能なイーサネットベースのネットワークによってのみ成功する。標準イーサネットプロトコルは,エネルギー移行におけるグローバルソリューションにとって重要な役割を果たす。ハーティングは信頼性の高い接続性を提供し,統一規格の標準化に積極的に関与している。”と説明した。

フィリップ・ハーティング CEOは,“技術グループは,エネルギー貯蔵システム用の信頼性の高い接続技術も提供しています。風力や太陽光のような持続可能なエネルギー源は,いつでも利用できるわけではありません。そのため,蓄電オプションは「オール電化社会」にとって大きな役割を果たします。「デジタル化は私たちの世界の電化の成功に大きく関わっています。ハーティングの接続技術は,あらゆる分野の関連ネットワーク化を可能にします。ハーティングは30年以上にわたり環境保護に取り組んでおり,誰もが貢献できることを知っています。私たちは共に気候ニュートラルな未来に向かって前進していくしかないのです。”と展望を紹介している。



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